今の時代、もう、理系も文系もない時代と思います。探究総合問題の位置づけもそうですが、どちらの能力も必要です。
正解のない時代、時代を切り拓いていくためには、文理融合の力、理系、文系、両方の力が必要になります。英語だって、国語だって、数学だって、歴史だって、地理や地学だって、物理や化学、生物だって、学びは、すべてつながっています。
幅広い教養と深い専門性を身に着け、いろいろな学びを統合していくと、新しい何かが見えてきます。
ぜひ、偏らないで、いろんな勉強をしてください。音楽や書道などの芸術も大切ですし、保健体育も重要です。
そんな中で、数学や物理や化学は、他の学問のベースとなりますので、抑えておくと、いろいろな場面で使えることが多いです。
大学に入るための勉強ではなく、35歳になった時に、大きく成長するための勉強として、今、何を勉強したらよいか、ぜひ、考えてみてください。
ちなみに、大学に入ると、特に理系は、国語や英語が、とても大切です。実は、入学後に、文系の力は、論文を書いたり読んだり、研究を論理的に進めたりする時の、大きなアドバンテージになることもあります。
いろんなことを考えながら、自分の生きるテーマ、自分がなりたい自分のために、今何を学ぶのか、バックキャスティングしながら、進路を考えていくとよいですね。
がんばってください。
文系と理系、どっちにしようか迷っています。
文系と理系、どちらにしようか、と迷っている中学生、高校生も多いことでしょう。
多くは、以下の順番で、文系へと、”得意ではない”、ということで選択肢を狭め、自動的に決めてしまうのかもしれませんね。
1. 数学ができない=嫌いになる
2. 周りから、センスがない、理系は大変だ、やめたほうがいい、と提案される
3. 理科ができない=数学もできなから、数学と理科がもっと嫌いになるし、本当にセンスがないと思い始める
4. 高校や大学受験を突破するなら、暗記したほうが手取り早いのでは
5. 英語、国語、社会 でがんばろう。暗記は努力でなんとかなる
6. 文系にしよう!
しかし、英語、国語、社会も、暗記でなんとかなるものではありませんよね。
もちろん、理系の科目も、暗記で何とかなるものではありません。物理より、化学、生物の方が、なんていっていると、痛い目にあいます。
逆に理系の人は、どうでしょうか。
1. とにかく国語が苦手。とにかく英語が苦手。とにかく暗記が苦手。
2. 数学なら、パターンを覚えれば、なんとかなりそう。
3. 物理は、なんだか難しそう。公式だけ覚えれば、いけるかな。
4. 化学や生物なら、物理より、点数が取れそうかな。(もしくは、物理の方が点数が取れそうかな。)
5. 理系は、つぶしがきくというし、就職もいいらしい
6. 理系にしよう!
こんな感じでしょうか。
目先の点数、目先の偏差値とか、目先の点数とかではなくて、本当に何が、皆様が35歳になったときに、生きる力となるのでしょうか。そのために、高校受験や大学受験は、何をどうするべきなのでしょうか。
長い人生、たった3年間の、得意不得意、好き嫌いで、自分の可能性を狭くするのはもったいないです。
自分の可能性は、広げる方に向けていきましょう。大学合格はゴールではなく、スタートです。大学で養った力は、35歳、45歳、55歳で、皆様の糧になります。
考えてください。35歳になって、文系、理系や、どこの大学出身というより、どんな仕事ができますか、何で活躍できますか、どんなことを切り拓いていけますか、という社会変革のリーダー、社会変革のイノベーターが、必要です。
そのために、バックキャスティングしたときに、大学時代では、どんな学びをすればよいのでしょうか。
たとえ、今、点数が悪かったとしても、楽しんで、文系の科目も理系の科目も楽しんでみてください。
あとで、その力、その教養が、お互いつながりあっていき、高い壁だったものが、ガタガタと崩れてくるときがやってきます。
大人になって、あんなに嫌いで不得意だったのに、それを仕事にしている人は、たくさんいます。
あんなに嫌いでできなかった英語で、仕事をしている人は、典型例です。
あるいは、高校3年生、大学生になってから、大学院生になってから、”理転”する人、”文転”する人もたくさんいます。
文系クラスに入ってしまったから、3年生から、数Ⅲや物理が間に合わない、という”受験都市伝説”もあるかもしれません。
自分で数Ⅲや物理を勉強して、合格を勝ち取っている人は、たくさんいます。
物理の電気の分野は3年の10月から始めるから、間に合わない、という”受験都市伝説”もあるかもしれません。しかし、電気の分野は、現代科学の基礎的な部分となりますし、原子や量子力学など、面白い分野が多いです。高校1年生から、自発的に勉強されるとよいと思います。もしくは、各大学のセミナーやインターネットのサイトを覗いてみて、学んでいくとよいと思います。
今の成績、今の点数ではなく、将来を見て、考えてみましょう。
大学受験は多様化しています。また、今の大学は、学生のために、真摯に向き合い、基礎から教育をしている大学が多いです。もちろん、大学も、数Ⅲや物理ができる学生も欲しいかもしれませんが、それよりももっと大切なことを、大学が評価してくれるかもしれませんよ。(オープンキャンパスや各種セミナーに行ったり、先生や学生と交流をしてみると、わかってくると思います。)
だから、なりたい自分、自分のテーマがあるのであれば、今の環境、成績、点数、周囲の言葉で、あきらめないでください。
理系でも文系でも、文理融合でも、今の自分を信じて、選択していただければと思います。
大学は、やる気さえあれば、逆転も可能です。入試の成績と卒業時の成績に相関がない、ということは、よく知られています。
だから、大丈夫。前進してください。
数学ができないんですが、理系は無理ですか?
大丈夫!まずは、深呼吸して、苦手意識を持たず、取り組んでみましょう。
国語ができる人は、数学や理科もできるはずです!
問題の意味、論理的な思考など、実は、数学や理科は、国語がカギを握ります。
ゆっくり、丁寧に解いてみましょう。アプローチの仕方を考えてみましょう。
また、理科を取り組んでいくと、数学がぱーっと、わかってくることがあります。
あと、高校時代に苦手でも、大学や大学院、社会人になったら、得意になった、面白くなった、ということもあります。
テストのための勉強をしてしまうと、つまらなかったり、焦ったりして、空回りしてしまいますが、大学で、学問の本質を、じっくり学ぶことをすれば、本質がわかってきますし、楽しくなってきますよ。
だから、数学ができるできないで、理系文系を決めるのはもったいないです!
結局、理系も文系もなくて、幅広い教養を持っている人は、魅力的ですし、その後、専門でも、大きく伸びますし。
さぁ、数学を楽しみましょう!
数学はできないのではなく、考え方を理解できていないだけ、と言われました。どういうことですか。
数学ができるできないは、計算ができるできない、ということではありません。
考え方や、数学的な現象の理解をせず、パターンだけを丸暗記しているのでは、たとえ入試を突破したとしても、その後が大変です。
逆に、考え方や、数学的な現象の理解をせず、パターンだけを丸暗記せず、自分で腹落ちするまで、納得するまで、ちゃんと理解していけば、試験や入試で苦戦したとしても、その後、大学や研究室、社会に出たときに、壁の方が崩れ落ちる間隔になり、いつのまにか、使いこなせるようになっています。
物理や化学や生物や地学を使って、自然現象を理解したり、新しいことを発見したり、応用したりするときに、数学的な現象の理解の仕方、論理的な考え方、科学的な考え方は、非常に役に立ちます。
数学ができないから、理系をあきらめるのは、もったいないです。その考え方が好きなら、その考え方をとことん突き詰めることができるなら、つまり、探究が好きでたまらない人は、ぜひ、大学は理工系の学部を選ぶとよいと思います。
数学は、センス。センスがない君には、理系は無理だよ、と言われました。。。
ひ、ひどいですね。。。
そもそも、センスってなんでしょうか。
ひらめきでしょうか。
そう簡単に、センスは磨かれませんし、ひらめきもできませんよね。
それはそれなりに、学んでいく必要があります。それを、センスがない、と他人が決めつけてしまうのは、よくないですよね。
学び方さえしっかりと抑えれば、数学でも物理でも化学でも生物でも地学でも、理解が進みます。
ぜひ、まずは、学び方を学びましょう!国語や英語は、探究力を磨く上で、とても良い教材です。
理系だからこそ、国語や英語を鍛えましょう!
国語や英語が得意な人は、理系、十分にやっていけます!
がんばりましょう!
I have a choice between science and humanities, but I’m not sure. Advice please.
I think we are living in an age where science and humanities do not exist anymore. Both abilities are necessary, as is the position of comprehensive inquiry questions.
In an era where there is no correct answer, in order to open up the era, the power of the fusion of the humanities and sciences, the power of both science and humanities, is necessary. English, national language, mathematics, history, geography, earth science, physics, chemistry, biology, learning are all connected.
When you acquire a wide range of education and deep expertise, and integrate various learning, you will see something new.
By all means, please do not be biased and study various things. Arts such as music and calligraphy are also important, and health and physical education are also important.
Under such circumstances, mathematics, physics, and chemistry are the bases of other studies, so if you keep them down, you can often use them in various situations.
Please think about what you should study now, not for studying to enter university, but for studying to grow big when you turn 35.
By the way, when you enter university, especially in science, the Japanese language and English are very important. In fact, once you enter the university, your liberal arts skills can be a big advantage when writing and reading papers, and when doing research logically.
While thinking about various things, it is good to think about your career while backcasting what you will learn now for the theme of your life and who you want to be.
Good luck.