第1段階:生理的欲求
基本的・本能的な欲求です。例えば、「食欲」「排泄欲」「睡眠欲」です。
第2段階:安全欲求
安心・安全な暮らしへの欲求です。幼児によく見られます。大人たちは、病気や不慮の事故から守ります。
第3段階:社会的欲求
友人や家庭、会社から受け入れられたい欲求です。集団への帰属や愛情を求めます。これが欠乏すると感じると、孤独感や社会的不安を感じ、鬱状態になることもあります。
第4段階:承認欲求
他者から認められたいという欲求です。名声や地位を求める「出世欲」なども例の一つです。これが満たされず、例えば、承認されている他人と競争したり、うらやましく思ったりすると、劣等感や無力感などの感情が生じます。
第5段階:自己実現欲求
自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求です。
第6段階:自己超越
「自己超越」は、見返りを求めず、自我を忘れてただ目的のみに没頭するものです。
通常の人は、第4段階で止まってしまうといわれます。第5段階に行ける人は、そんなに多くなく、第6段階に行ける人は、ほんのわずかです。
第4段階で止まるのではなく、第5段階や第6段階に行くと、人生がとても楽になると思います。
器を大きく、個別最適解と全体最適解を考えながら、ウェルビーイングな社会を切り拓くためには、第6段階まで進む必要がありそうですね。
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