一般入試、指定校推薦、総合選抜型について、どうしようかと悩んでいる高校生も多いのかな、と思います。
これは、文系、理系の選択、行きたい学部学科、行くことができる学部学科の次の段階でしょうか。
でも、注意しなければならないのは、文系、理系の選択と同様、行くことができる学部学科で選ぶのか、やりたいことや生きるテーマを優先するのか、というところで、大きな違いがあるかな、と思います。
やりたいことや生きるテーマが決まっていないから、世間体やマウントが取れる、ということで、名のある大学、偏差値の高い大学に行くというのも1つの考え方でしょう。
でも、高校生の皆様、大学生も含めてですが、本当に、やりたいことや生きるテーマが決まっている人、それを35歳までに成し遂げる人は、どのくらいいるのでしょうか。
周りの大人に聞いてみると、良いと思います。社会がわかってくると思います。
でも、決断しなければならないのですね。厳しい世の中ですね。。。
なんて、大学受験を、人生のゴールと考えないようにしましょう。
やりたいことや生きるテーマが決まっていない人は、まずは、自分の可能性を広げることから考えてみましょう。
その選択は、35歳になった時の自分を考えたときに、自分の可能性を広げることになっていますか。
もし、なっているのであれば、ぴったりの大学が見つかるはずです。見つからなければ、ご質問ください。
世間体やマウントが取れる、という物差しで、自分の人生を考えないでくださいね。
え?あんなとこいくの?とか、そんな大学聞いたことがない、なんていう他人の物差しや価値観でのコメントは、自分の人生とは関係ありませんからね。
ぴったりの大学が見つかれば、一般入試、指定校推薦、総合選抜型のどれで受験をしていくか、となると思います。
最近の大学は、入試が多様化しています。様々なイベントも開催されています。本当に学びたい、という強い意志があれば、それを思いっきり話してみるのも良いと思います。きっと、先生や学生が、やさしくフォローをしてくださると思います。
まず、国立大学も考えている人は、最近、国立大学でも学校推薦型選抜や総合型選抜もありますね。また、いわゆる高偏差値の私立大学も、付属高校からの推薦、学校推薦型選抜や総合型選抜もあります。これらを受験してみるのも1つだと思います。ただし、相当の難関ですし、日ごろの活動、成果、意思、考え、プレゼン力、資格、そして、日ごろの成績(評点)など、なかなか大変かなと思います。それでも、行きたい大学学部学科があるのであれば、ぜひ、挑戦してください。
その次に、もし、本当に行きたい私立大学学部学科がある場合、こちらも付属高校からの推薦、学校推薦型選抜や総合型選抜もあります。ここでは、一般高校生の皆様を考えますと、学校推薦型選抜(指定校制・公募制)、総合型選抜があると思います。
学校推薦型選抜(指定校制)は、大学から高校に依頼があり、ある基準を基に、高校側が大学へ推薦者を送る仕組みです。人数は、学部学科などによって決まっていますし、評点などの基準の点数も決まっています。高校内でライバルがいると、評点の高い方が選ばれることになるかと思います。それで、負けてしまった場合、自分の行きたい大学学部学科をあきらめて、別の指定校の大学学部学科を選びなおすのか、それでも生きたいから、別の入試方式で再チャレンジするのか、ですね。(なお、最近、指定校の枠を絞りつつある大学も増えていると聞きます。以前より、人数枠が減ってしまった場合は、まずは、高校の先生に相談してみることをお勧めします。)
再チャレンジする場合を考えたいと思います。この場合、総合型選抜か、学校推薦型選抜(公募制)となりますね。総合型選抜には、1段階制と2段階制に分かれている大学もあります。2段階制の場合は、書類選考があり、2次に進む人を絞ることがあります。
総合型選抜は、基本的に、日ごろの活動、成果、意思、考え、プレゼン力、資格、そして、日ごろの成績(評点)などを見ていくことになります。昔のAO入試と異なり、面接だけではなく、数学や探究総合問題などといった適性試験や試験や小論文を課すところもあります。日頃の活動のところでも、入りたい大学学部学科と関連するような内容をプレゼンしたり、調べてきてもらったり、事前に大学のセミナーに参加し修了証を手にしたり、と、手当たり次第受験するのではなく、本当に行きたい大学で、適正もあり、相思相愛ということを確認するような場にもなってきています。
このため、最近の傾向は、総合型選抜でも、受験料もかかりますし、行きたい大学を絞り受験する傾向が強いようです。総合型選抜の場合、合格したら入学するという約束の入試(単願)もあれば、併願可のところもあるようです。ただ、傾向的には、併願であっても、合格したら、そのまま入学する例が多いようです。このことからも、行きたい大学を絞っている高校生が多いことが伺えます。
学校選抜型選抜(指定校制)は、そもそも1校しか受けることができません。学校選抜型選抜(公募制)は、合格したら入学するという約束の入試(単願)ですが、受験方式によっては、併願も可能なところもあるようです。
以上でもなく、一般入試を受験する高校生もいらっしゃると思います。
一般入試では、国立大学を考えている方、挑戦をし続けたい方、学校選抜型や総合選抜型では制度上受験できない大学学部学科の志望の方、事情があって学校選抜型や総合選抜型を受験できなかった(合格できなかった)方、などが受験されるかと思います。
この場合、私立大学を併願することが多くなるかと思います。共通テスト利用入試で、国立大学との併願を考えている方は受験されることと思います。また、一般選抜でも、併願受験をされることと思います。さまざまな方々が、併願対策、つまり、どのような大学を併願していけばよいかについて述べられていますので、そちらに譲りたいと思います。(YouTubeを見ていますと、戦略を立てないと全滅してしまう、というお話がよく話題に上がりますね。)
最近の傾向として、私立大学でも、前期や中期入試で、ほぼ定員が埋まってくる傾向があるようです。行きたい大学を研究し、絞って受験している様子がうかがえますね。もちろん、後期もチャンスがありますし、後期は、オリジナルな入試もありますので、前期や中期とは異なった評価軸で合否が決まることもあります。最後まで、ぜひ、チャレンジするとよろしいかと思います。
なお、最近、探究の話題が事欠きませんが、共通テスト+探究総合問題を課す、新しい一般入試を行う大学もあります。大学も社会も、新しいタイプの人材、多様な人材を求めていますので、ぜひ、こちらも挑戦してみるのも、良いかと思います。
ということで、まとめますと、まずは、自分がやりたいことや自分の生きるテーマを決めること、決まらなかったら自分の可能性を広げる大学学部学科を見つけることです。見つかれば、9月から入試は始まっていますので、8月までに、オープンキャンパス、セミナー、イベントに参加し、適性を考えながら、各入試の対策をしていくとよいと思います。
最後に、総合型選抜1本で考えてしまうと、万が一の場合がある、というお話も、よくYouTubeでは話題なっています。日頃の勉強、高校での勉強は、副教科であってもおろそかにせず、勉強を楽しんでいる姿勢が大切です。万が一には、一般受験となると思いますが、燃え尽き症候群になると困りますので、しっかりと日ごろの勉強はおろそかにしようにしましょう。
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