勉強・資格・DX

不凍港とはなんですか?

冬に海が凍結する高緯度の地方で、海流や風などの影響で凍結しない港のことを言います。北極圏内にあっても、暖流が南から流れてくると、不凍港になります。

ノルウェー西側海岸沿いは不凍港として有名です。

ここは、暖流の北大西洋海流が流れ込みます。

不凍港は、冬でも海に出ることができることから、輸出入などが可能であり、経済的な価値が大きいです。また、軍事的にも価値があります。

なお、海流には、表層流と深層流があります。表層流は、だいたい200 m程度までの深さの流れを言います。この表層流が寒い地方(北半球であれば高緯度の地方)に行くと、水温が下がり、重くなって(冷たくなると密度が大きくなる)底層まで沈み込み、ゆっくり移動し、表層に戻ってくる流れが生じます。この流れは、1000年ぐらいで循環するようです。

場所的には、グリーンランド沖と南極大陸の大陸棚周辺で冷却されているようです。

ここでは、水温の話(密度差)をしましたが、塩分濃度による密度差もあります。

大西洋では、貿易風(東風)の影響で、赤道付近で蒸発した水蒸気は西に流され、パナマ付近を通り太平洋で雨を降らせることになります。(太平洋の塩分濃度が薄まり、大西洋の塩分濃度が高くなる。)

太平洋からの水蒸気は、中高緯度では偏西風(西風)の影響で、東に流されます。しかし、アメリカ合衆国は東西に広く、かつ、太平洋側にはすぐにロッキー山脈があるため、この山脈で雨を降らせてしまい、その水は太平洋に戻ってしまいます。このため、大西洋に水が運ばれることはなく、大西洋の塩分濃度は高いままです。

この高い塩分濃度が、高緯度地域に行き、比重が重いため、底層まで水が沈み込むことになります。

では、南極はどうでしょうか。南極は、南極大陸の周辺の海水が氷になります。この時、水が氷になっていきますので、塩分濃度が高くなります。南極大陸周辺に来る表層流の塩分濃度は、大西洋と比べるとそれほど高くないのですが、氷になることで、海水の塩分濃度が上がり、重くなり、底層に水が沈み込むことになります。

南極周辺の底層流は、全体の30 %ぐらいともいわれています。

総合得点 -
0
  • 知りたかった質問でした! / 興味深い内容でした!
    -
  • わかりやすい解説でした! / 共感できる内容でした!
    -
  • 仲間にも伝えたい!教えたい!薦めたい!
    -

Reply 一覧
0

まだクチコミが投稿されていません。
クチコミを書く

不凍港とはなんですか?

error: Content is protected !!