受験生の得点分布が、正規分布だったとすると、偏差値と上位からの位置は、以下のようになります。
80 0.13%
75 0.62%
70 2.28%
65 6.68%
60 15.87%
55 30.85%
50 50.00%
45 69.15%
40 84.13%
ただし、受験生の平均がどのレベルか、によって、出てくる値が異なるのがわかりますよね。医学部受験生だけでの正規分布なのか、受験している大学のその日の受験生の正規分布なのかで、大きく値が異なります。
全国的な模擬試験での偏差値であれば、全国での位置がわかりますが、その大学に受験する人の正規分布ではないのですから、どのように判断すればよいのか、難しいところです。
大学によっては、一般入試で、複数受験日を設けたときの受験日による難易度の差をなくし公平にするため、また、複数の科目からの選択させたときの難易度の差をなくし公平にするために、偏差値換算、平準化をする場合があります。
合格最低点は、素点なのか、偏差値換算、平準化した点なのかを確認する必要があります。
偏差値は、ちょうど真ん中、平均点をとった人は、50です。つまり、問題が易しく、70点が平均点だとしたら、偏差値換算すると50点になるということです。
入試当日の受験生の正規分布は分かりませんから、平均点が40点になるかもしれませんし、60点になるかもしれません。どちらの点数でも、偏差値に直すと、50点になります。
偏差値、偏差値換算とか、平準化の意味をしっかりと理解し、戦略を立てるとよいでしょう。
繰り返しになりますが、予備校の偏差値と、受験する大学の受験生(母集団)の正規分布が異なりますから、くれぐれも、ご注意ください。
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