株式併合は、複数の株式を1株に統合することで、発行済み株式数を減らすことですね。こうすれば、希少価値が高まりますし、管理コストも低減されます。といっても、期待通りの効果が出るかは、ケースバイケースのようです。もしかすると、全株式における1株あたりの割合が高くなるため、買収されやすくなるかもしれませんね。
逆に、株式分割は、株式を分割し、発行済み株式数を増やすことですね。1.5などでもOKです。こうすることで、流動性を高め、上場基準などで流通している株式の割合が問題なる場合や、株式の価格を下げることで買いやすくなる、その結果、その企業のファンが増える、もしくは、その企業のファンが買いやすくなる、などの効果があるかもしれません。といっても、こちらもケースバイケースのようです。株式の価値が下がってしまい、価格がどんどん下がることもありえます。また、バイアウトしにくくなりそうなので、買収しにくくなるかもしれませんが、逆に、株主が増えてしまい、議決権の争いや、いつの間にか連合が組まれてしまう、などもあるかもしれません。これは、株式併合でも同様かもしれませんね。
どちらも、メリット、デメリットがあり、さらに、思惑通りに事が進まないこともあります。様々なことを考えながら、進めていく必要がありそうです。
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