グッド・アンサー

1.高校時代 (28) 人生の選択 田中さんの場合

次に、田中さんが話してくださった。

「私は、中高と、やりたいことはなかったけど、家業が小さい町工場を経営していてね。それで、なんかそのまま工学部に進学したかな。機械を専攻したんだけど、だんだん、電気や電子や情報や通信、土木や建築なんかも必要になってきて、研究では化学も必要で、と、電気だけやればいいやと思ってたんだけど、実際は、そういうことではなく、工学全体を学ばないといけないことに気づいたんだ」

「そうだったんですね」

「あとは、会社の後を継ぐということで、経済や経営、会計や貿易の知識も必要で、まさにオールラウンドに勉強したよ。大学院は、博士まで行ってね。あの頃は、本当に充実してたなー。」

そう、しみじみと田中さんは、話してくれた。

「大学の勉強や研究は、今の仕事に役に立っていますか。」

私は、素朴な質問をした。

「もちろん、勉強もそうだけど、研究はもっと私を成長させてくれたなぁ。科学的見方や考え方、探究の進め方なんかは、ひらめきをする方法や論理的思考なんかを鍛えるために、とてもよい学びになったな」

「探究とかも役に立つんですね。今まで、ただ入試の勉強だけをしていたけど、それだけじゃだめなんですね。。。」

と、またも自分の考えの浅さにガックリした。でも、古川さんも田中さんも、幅広い教養と深い専門性が大事ということをおしゃっていて、ひらめきや探究の重要性を語ってくれたのは、自分にとって、学びになったと思った。

田中さんは、幅広い学びを基に会社を大きくされ、今では工場のDX化を推進している日本有数の会社になっているそうだ。

田中さんも、なんだかんだ言いながら、高校の時から、なにか漠然としているかもしれないけど、大きな夢や希望を持っていたんだろうな。そして、そういう夢や希望を持っている人には、最後まで神様がついてきてくれ、見守ってくれるんだろうな、と思った

総合得点 -
0
  • 知りたかった質問でした! / 興味深い内容でした!
    -
  • わかりやすい解説でした! / 共感できる内容でした!
    -
  • 仲間にも伝えたい!教えたい!薦めたい!
    -

Reply 一覧
0

まだクチコミが投稿されていません。
クチコミを書く

1.高校時代 (28) 人生の選択 田中さんの場合

error: Content is protected !!